占い用語解説

FX AI ニュース | 西洋占星術(トロピカル方式)| 最終更新: 2026年5月21日

占い文には、星のことばが静かに紛れています。「太陽が牡牛座29度で消尽の度数に立つ」「月と土星のスクエア」——はじめは暗号のように見えるかもしれません。けれど、ひとつずつイメージを掴めば、占い文はぐっと立体的に立ち上がります。
このページは占星術の教科書ではなく、占い文を読みながら隣に開く小さなイメージの辞書です。星のことばは、あなたを縛るものではなく、その日のあなたを照らす光の名前——そう思って読んでみてください。

気になる言葉から探す

占い文でわからない言葉に出会ったら、まずここから。タップすると解説へジャンプします。

1. 太陽 — 物語の主人公

ホロスコープという一日の地図のなかで、太陽は物語の主人公です。「何座生まれ?」と聞かれて答えるあの星座は、生まれた瞬間に太陽がいた場所のこと。太陽は、あなたが本来どこへ向かいたいのか、何を軸に一日を組み立てたいのかを示します。

占い文で太陽の動きが語られるとき、それはその日の空気の主旋律が変わろうとしている合図です。ほかの星々が脇役の楽器なら、太陽は曲全体の調を決める音——そう捉えてみてください。

2. 月から冥王星まで — 9つの天体が担う役割

太陽のまわりには、それぞれ役割をもった天体がめぐっています。占い文に天体の名前が出てきたら、その天体が「何を担っているか」を思い浮かべると、文章の景色が見えてきます。

月 ☽ — 心のうつろい

感情やその日の気分を映す星。約2日半で星座を移り、満ち欠けのリズムで揺れます。「感情の川」「内側の揺れ」と語られるとき、その源には月がいます。

水星 ☿ — 思考と言葉

考えること・話すこと・情報を運ぶことを担います。「言葉と感覚」といった表現は水星の領域。人と人、考えと考えに橋をかける星です。

金星 ♀ — 心地よさと美しさ

愛情・美意識・人とのやわらかな関わりを担います。「絹に触れるような繊細さ」が語られるとき、そこに金星が流れています。日々に彩りを添える星です。

火星 ♂ — 動き出す力

行動・意欲・一歩を踏み出す力を担います。「新たな扉を開く」「始動」と語られるとき、火星が背中をそっと押しています。

木星 ♃ — 広がりとゆとり

拡大・寛容・安心して手を伸ばせる感覚を担います。「感情の器が広がる」「穏やかな追い風」は木星のもたらす空気。ゆとりを与える星です。

土星 ♄ — 輪郭を与えるもの

責任・継続・物事に形を与える働きを担います。土星が語られるとき、それは試練ではなく「何を大切にしているか」を確かめる問いかけです。

天王星 ♅ — 新しい風

変化・ひらめき・思いがけない展開を担います。「新しい風が吹き込む」「閃きが続く」と語られるとき、天王星が空気を入れ替えています。

海王星 ♆ — 夢とイメージ

想像力・直観・夢と現実のあわいを担います。「境界線がぼんやりする」と語られるなら、海王星のやわらかな霧のなかにいる合図です。

冥王星 ♇ — 深いところの変容

ゆっくりと、しかし深いところで起きる変化を担います。「表面の静けさの下で地層が動く」という表現は冥王星の領域です。

「天体」は10個

占星術では太陽と月も含めて10の星をまとめて「天体」と呼びます。天文学の分類とは少し違う、占星術独自の数え方です。

3. 天体が「星座に在る」とは

占い文には「太陽が牡牛座に在る」「水星が双子座で天王星と重なる」といった言い回しが何度も出てきます。これは、空をめぐる天体(動くもの)が、12星座という空の区画(場所の色合い)の、いまどこを通っているかを示しています。

たとえるなら、天体は旅をする人、星座はその人が今いる土地です。同じ「火星」という旅人でも、牡牛座という土地をゆっくり歩くときと、双子座という土地を軽やかに進むときでは、振る舞いの色が変わります。「火星が牡牛座に在る」とは、行動の星がいま、堅実で感覚的な土地を歩いている——という空模様の描写なのです。

生まれた瞬間に各天体がいた土地を記録したものが「出生図」、今日この瞬間の天体の居場所が「トランジット」。占い文は、その二つの空を重ねて読み解いています。

4. アスペクト — 星と星の角度

空のなかで二つの天体が結ぶ角度を「アスペクト(座相)」と呼びます。星どうしがどんな表情で向き合っているか、その関係を示すものです。占い文で「トラインを結ぶ」「スクエアを形成する」と出てきたら、二つの星が会話をしている、と捉えてみてください。

名称 角度 イメージ
コンジャンクション(合) 0度 二つの星が同じ場所で重なり、力を一つに束ねる。エネルギーがまっすぐ強まる
セクスタイル(六分) 60度 ほどよい距離で支え合う、穏やかな追い風。小さな一歩を後押しする
スクエア(四分) 90度 二つの力が少しぶつかり合う。壁ではなく「何を大切にするか」を問いかける
トライン(三分) 120度 自然に響き合い、流れに乗りやすい。ケプラーが「宇宙の音楽」と呼んだ調和の角度
オポジション(衝) 180度 向かい合って引っ張り合う。二つの方向のバランスを意識させる

占い文の「セクスタイルは緩やかな追い風」「土星のスクエアは壁ではなく問いかけ」といった語りは、この角度のイメージから生まれています。良し悪しではなく、その日のあなたが向き合う「問いの形」と読み解いてみてください。

5. 度数の言葉 — 0度・29度・サビアン

12星座それぞれは0度から29度までの幅を持ち、天体はそのなかを少しずつ進みます。占い文に「牡牛座29度」「双子座0度」と数字が添えられるのは、その星座のなかの「どのあたり」にいるかを伝えるためです。なかでも区切りの度数には、占星術が古くから特別な意味を見てきました。

6. その他よく出てくる言葉

出生図(ホロスコープ)

あなたが生まれた瞬間の空模様を写し取った地図。各天体がどの星座にいたかが記録され、パーソナル占いはこの地図を土台にします。

トランジット

「今日この瞬間の空」のこと。占い文は、現在めぐる天体(トランジット)を、生まれたときの空(出生図)に重ねて読み解きます。

アセンダント(ASC)

生まれた瞬間に東の地平線へ昇っていた星座。人の目に映る「表のあなた」、第一印象や立ち居振る舞いの色合いを担います。

MC(エムシー)

出生図の天頂にあたる点。社会のなかでの立ち位置や、これから向かう方向性を示します。「MC付近に天体が近づく」と出たら、社会的な役割に新しい風が吹く合図です。

ハウス

出生図を12に区切った「人生の部屋」。仕事・家庭・人間関係など、星の力がどの場面で働くかを示します。出生時刻が分かるパーソナル占いで用いられます。

イングレス

天体がひとつの星座を出て、隣の星座へ移ること。空気の主旋律が切り替わる節目です。「明日には双子座へ移ろうとしている」は、このイングレスの描写です。

本ページの解説は、占い文をより楽しむためのイメージの手引きです。占星術の正式な定義や流派による差異をすべて網羅するものではありません。占いがどのように作られているか(技法・データの根拠)については 占いの裏側 をご覧ください。

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